フランス時間の6月14日20時、マクロン大統領によるテレビ演説が行われました。
6月15日以降、フランスではマイヨヌ、ギアナを除き、全土が「状況良好」を意味する緑ゾーンになることを発表。
この記事では、そのテレビ演説の内容をお伝えします。
パリでもカフェの室内利用が可能に
6月15日から、マイヨヌ、ギアナを除き、フランス全土が「状況良好」を意味する緑ゾーンになることが決まりました。
よってこれまでカフェやレストランがテラス席のみたっだ、パリを含むイル=ド=フランス地域圏でも、室内での利用が可能になります。
欧州内の移動が可能に
こちらは6月12日の時点で政府から発表されていましたが、15日以降は国境が開放され、欧州内の移動が可能になります。
状況が悪化しなければ、7月1日からは欧州外での移動もできるようになります。
【関連記事】フランスの移動制限解除に関するまとめ
保育園、小学校、中学校で全員登校
ロックダウン解除後、フランスではクラス内に定員をもうけ、通学を再開していました。
6月22日からは、保育園、小学校、中学校は全員を登校できるよう準備されます。
老人ホームへの訪問可能に
6月15日からは、老人ホームなどの高齢者施設への訪問も可能になります。
地方選挙の第2回投票は6月28日
延期されていた市町村議会選挙の第2回投票(決戦投票)は6月28日に実施されます。
ウイルスはなくなったわけではない
Cela ne signifie pas que le virus a disparu. Il nous faudra pour longtemps encore vivre avec lui, respecter les règles de distance physique, veiller à l’évolution de l’épidémie pour nous préparer au cas où elle reviendrait avec plus de force. https://t.co/0JbuvGF3id
— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) June 14, 2020
マクロン大統領はツイッターでも強調していますが、決してウイルスがなくなったわけではありません。
まだまだウイルスと共存しなくてはならないため、ソーシャルディスタンスを保つなど、これまで通りルールを尊重することを求めています。