「紅茶」と聞いて、ぱっとフランスを思い浮かぶ人は多くないと思います。紅茶といえばやっぱりイギリス!
でもフランスにも当然紅茶文化は存在していて、例えば日本でも人気ある紅茶ブランド「マリアージュフレール」や「クスミティー 」は、フランスのもの。お土産の定番紅茶ですよね。
そんなフランスのお土産紅茶で忘れちゃいけないのが「ロシアンアールグレイ」という茶葉。
フランスのスーパーなどでよく見かける「ロシアンアールグレイ」は、日本でも一般的なアールグレイ紅茶とは一味違っていて、紅茶ファンにはフランスの定番土産にもなっています。
「フランスなのになぜロシアン?」という疑問解消も合わせて、今回はロシアンアールグレイをご紹介!さわやかな香りがお好きな人は、きっと気にいる紅茶です。
「ロシアンアールグレイ」とは
ロシアンアールグレイとは、フランスのみで販売されている茶葉。ベルガモットや柑橘系がブレンドされていて、レモンティーのような紅茶です。
紅茶そのものはまろやかな味わいで、どちらかといえばレモンの香りを楽しむフレーバーティーのような位置付けです。
フランス限定なのに、なぜ「ロシアン」なの?と疑問に思ったのは私だけではないはず。
実は西ヨーロッパで「ロシアンティー」といえば、柑橘系フレーバーの紅茶をさすんだそう。
昔ロシアでは、サモワールという金属製の湯沸かしの中にオレンジやレモンの皮を入れていました。そのお湯でお茶をいれると、柑橘の香りがお茶にうつりとても美味だったそうです。
ロシアの紅茶といえば、柑橘の香りがする。だから今でも西ヨーロッパでは、柑橘系の紅茶を「ロシアンティー」と呼んでいます。
茶葉を楽しむのがイギリスなら、フランスはまさに香りを楽しむ国。フレーバーティーの「ロシアンティー」は、ヨーロッパでは特にフランス人に愛されているんです。
茶葉タイプからティーバッグタイプまで
ロシアンアールグレイはフランスでは定番の茶葉なので、モノプリやカルフールなどのスーパーに行けば、紅茶コーナーに置いてあります。
よく目にするブランドは、「リプトン」や「トワイニング」のもの。ビオ(オーガニック)のロシアンアールグレイを販売しているのが、なんともフランスらしい!
手軽に飲めるティーバッグタイプも売っていて、紅茶好きには人気のフランス土産です。価格も3ユーロほどと手軽なのも嬉しい。
リプトン、トワイニングどちらも一箱に20袋入っています。
実際に買って飲んでみた
今回購入したのは、トワイニングのティーバッグタイプのもの。我が家にはトワイニングのアールグレイもあったため、味の比較もできるかなと思い、こちらを選びました。
箱を開くと、マトリョーシカの可愛らしいイラストが!
お湯を注ぐと、レモンのさわやかな香りがスーッと漂ってきます。
レモンの香りは集中力の向上や疲労回復にも効果的と言われているので、仕事の合間の一服にもよさそうです。
アールグレイといえどもフレーバーティーのためか、味もとっても軽やかで、紅茶特有の苦味が一切ありません。どちらかといえば、レモンの風味がまさっていました。
「レモンティーのようなもの」と紹介されていますが、これは間違いなくレモンティーそのものです。夏にはアイスティーにすると、さらに美味しいだろうなあ。
スイーツなどがなくても、この紅茶一つで香りも味も十分に楽しめました。
クセもなくとても飲みやすいので、たしかにお土産として人気なのがよくわかります。有名ブランドの紅茶とは違い、「フランス限定」というのもまた喜ばれそうですよね。
限定といっても、ネットでは買えるというものが増えていますが、リプトンやトワイニングなどの手頃な価格のロシアンアールグレイはアマゾンや楽天にはありませんでした。
今のところ日本にいても買える茶葉はこちら一点のみ(楽天)。
紅茶を購入する際には、ぜひフランスでしか買えないロシアンアールグレイも試してみてくださいね。