テニスの4大国際大会の1つである全仏オープン。
私はテニスに関してはさっぱり疎く、有名選手の名前をかろうじて知っている程度だったのですが、日本にいた頃からテレビで熱心にテニス中継を観ていた夫の強い希望で、全仏オープンを観戦しにローランギャロスへ行ってきました!
テニスのルールすら知らない私が楽しめるのだろうか、とウキウキする夫とは対象的に小さな不安があったのですが(それなりにお金がかかるしね・・・)、結論からいうと、行ってよかった!!!!!!!!!
テニス好きな方はもちろんのこと、テニスとは縁遠いという方でもお祭りのようなイベントの1つとして堪能できるのがローランギャロスだとわかりました。
今から早速来年の全仏オープンが楽しみなくらい。(影響受けすぎ)
そこで今回は
- 全仏オープン(ローランギャロス)のチケットの買い方
- アクセス
- 会場の様子
- 買ってきたローランギャロスグッズ
を実体験を交えてご紹介します。
全仏オープンのチケットの取り方
日本から来る場合は、代理店などを経由してチケットを予約・購入することも可能ですが、私たちは前日にローランギャロスの公式サイトから買いました。
そんなギリギリでも買えるのか?と私自身も疑問だったのですが、売り切れ→再販売→売り切れ→再販売を繰り返しているようで、タイミングが全ての印象。
我が家も前日の夜に2時間ほどかけて、夫婦でそれぞれパソコンを開き、サイト更新を繰り返しながら再販されたらすぐにクリックということをしていました。
一人で行くのなら割と簡単に席は確保できるかと思いますが、複数席が並びで再販されることはなかなか少なく、出てもすぐに買われてしまいます。
私たちも今回、本当は大坂なおみ選手やジョコビッチ選手という男女世界一の試合が観られるコートのチケットを買いたかったのですが、これはさすがに前日だと手が出る価格では買えませんでした。
それでも、センターコートの並び席を買えたこと自体がまさに奇跡だと思っているので、2人以上で観戦するのであれば、余裕を持って購入することをおすすめします。
では公式サイトでのチケットの取り方を説明します。
①公式サイトのチケット購入ページへいく。
②希望日を選択する
③希望会場、価格を選択し、そのまま席選びまで進む。
売り切れているとSOLD OUTと表示されますが、少し時間が経つと再販されることが多くありますから、こまめに確認してみてください。
私たちはここで更新やらクリックやらを大量にしていたため、ロボット認定されてしまったのか、2分に1回くらい「ロボットではありません」を証明するために画像認証をしていました・・・笑。
④席が取れたら購入し、ASSIGNするのを忘れない(ここ大事)
席が無事に購入できると、メールがきます。
そのメールに書いてあるURLをクリックすると、購入したチケットやその使い方の説明ページに飛びます。
まずはじめにしてほしいのは、ASSIGNボタンをクリックし、正式に購入完了とすることです。
購入日の23時59分までにASSIGNをしなければチケット購入完了とはならないので必ず行なってください。
購入したチケットは、プリントして持参するか、アプリで表示させるかの2つの方法を選べます。
Roland-Garros Officiel
Fédération Française de Tennis無料posted withアプリーチ
私はこの無料公式アプリを利用したのですが、簡単でとても便利だったのでおすすめします。
①アプリを開き、ログインする。
②画面右上のボタンを左から右にスライドさせ、My Ticketsからチケットを表示させる
このアプリを使うと、会場内地図や試合のスケジュール、他会場の試合の様子なども随時チェックすることができるので、重宝しました。
ローランギャロスまでの行き方
ローランギャロスのアクセス情報
所在地:2 Avenue Gordon Bennett, 75016 Paris
最寄駅:メトロ10号線 Porte d`Auteuil駅
ローランギャロスは、16区のブローニュの森の南端に位置していて、パリ中心部からも便利なアクセスです。
最寄駅はメトロ10号線 Porte d`Auteuil駅で、そこから歩いて10分ほど。
メトロの路線図にもPorte d`Auteuil駅の横にはテニスボールのマークが付いています。
駅についたら、出口1番から出ます。
ただ、全仏オープンの時期はたくさんの方がこの駅を利用して会場に向かうため、メトロを降りた瞬間から人の流れに任せて進めば、間違いなく到着できます!
迷子になる心配はありませんのでご安心ください。
ちなみに会場に到着するまでに2回ほど持ち物・身体検査が行われます。
そして入場する際には身分証明書の提示も必要です。
パスポートなどは忘れずにお持ちください。
ローランギャロスの様子
私たちが入場したBゲートから入ってすぐ左手にとってもユニークなものを発見。
テニスの4大国際大会(ウィンブルドン、全米オープン、全豪オープン)の場所までの距離が書かれている看板です。
パリからメルボルンまでは約17000キロも離れているんですね!!
大きなグッズ売り場も入り口すぐ側にあるので、観戦前にグッズもチェック。
その年限定のグッズは毎年人気ですし、グッズデザインも他3大会会場の中ではダントツでおしゃれといわれているようです。
さすがはおフランス!
ちなみに私たちは観戦中は荷物になると困るので、予め欲しいものをチェックして帰りにまとめてお買い上げをしました。(後ほど購入品もご紹介しますね!)
ただ、これは観戦中にかなり重宝すると思ってすぐに購入したのはこちら。
座布団です。
おかげで長い時間座っていても、おしりが痛くなることなく快適に観戦することができました。
これは毎年デザインが違うようで、会場内でも過去の座布団を何枚もカバンにぶら下げている方がいて、そのベテランぶりが輝くほどかっこよく目に映りました。笑
来年行けるようであれば、これは毎年買い足したい!!
会場内はまるでお祭りのように、飲食店やテニスグッズ店などが軒を連ねています。
イートインスペースもあります。
私が行った日はそこまで気温が高くなかったため、LAVAZZAのコーヒーを飲みながら観戦している方を多く目にしました。
このコーヒーはイートインスペースで販売されていますが、もちろんテイクアウトも可能です。
ちなみに私は寒がりなくせに、近くの方が食べていたアイスがとても美味しそうに見えたため、Studio glacierで購入し、食べながら観戦しました。
イチゴとマンゴー味の2種類で5ユーロ。特にマンゴーは果肉も入っており、とっても美味♡
取り壊しが決まっているNo.1コート。
エキシビジョンには、試合の様子や直前レポートなどが放送されていました。
またこの外壁の上部には1891年からの歴代優勝者の名前がプレートになって飾られています。
パッと目に入らないため、これに注目している人は多くありませんでしたが、ラファエル・ナダル選手やセリーナ・ウィリアムズ選手、マリア・シャラポワ選手など、名だたる選手が何度も登場し、全仏オープンの歴史を感じることができました。
そして、全仏オープンの大きなトーナメント表は必見!
記念写真を撮る人で賑わっていたスポットの1つです。
私が知っている数少ないテニス選手である錦織圭選手。
世界女王の大坂なおみ選手や奈良くるみ選手の名前も。
日本人選手はしっかりチェックしなきゃと思っていましたが、西岡選手の名前を撮り忘れてしまいました・・・。
センターコートで試合観戦
ローランギャロスといえばこの赤のクレーコート。
私はなんとなくスポーツニュースで見たことがある程度でしたが、テニス好きの夫は「これがテレビでずっと観ていたあのクレーコート!!!!!」と大興奮していました。
私たちが購入したシートは、95ユーロの一番安いところで、公式サイトにも’Reduced visibility(見にくい)’なんて書かれていましたが、とんでもない!!
たしかにコートに近い方が観やすいことは間違いありませんが、この写真をご覧いただいてわかる通り、しっかりクリアに試合を楽しむことができました。
1試合目は、2018年全仏オープン準優勝しているドミニク・ティエム選手を観戦。
男性の試合は迫力と勢いがあって、観ているだけで興奮!!
格上のティエム選手に対して、簡単にゲームを取らせないブブリク選手の健闘ぶりがすごく、会場内も一時は声援の風向きが変わるほど。
大してルールのわからない私でも、コロコロと変わる試合展開にハラハラしながら、テニスの醍醐味を堪能することができました。
2試合目は日本人の奈良くるみ選手と元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズ選手。
日本人がこうして活躍する姿を生で観られることに感動。
会場には1組、日本国旗をもって奈良選手を応援している日本人の方がいらっしゃいました。
夫が今回どうしても観たいと言っていたのが、セリーナ・ウィリアムズ選手。
シングルス・ダブルス共に、4大大会を制覇した唯一の選手で、まさにテニス界ではレジェント的存在なんだとか。
元世界女王にかなり健闘した奈良選手でしたが、このセリーナ選手は素人目からみても別格なのが伝わるくらいすごい。
いい意味で性別を超えた迫力があり、テニス初観戦がこんなにもすごい選手ばかりだなんて本当に贅沢な経験をさせてもらったなあと思います。
常に「Allez!!(アレー:行け!頑張れ!)」という声援が送られていたり、試合が盛り上がるとウェーブが起き上がったり、フランス人選手が登場すると、「Je t’aime !!(愛してる!)」という声が観客席から飛んできたりと、観客が一緒になって試合会場の雰囲気を作っている感じが、とにかく楽しかったです。
また、どの選手に対しても拍手を送り合うテニスという競技は、プレイヤーだけではなく観客側もとても紳士的だという印象も持ちました。
購入したグッズ
興奮さめやらない中、ゲートすぐ側のグッズ売り場へ。
テニスをしていたら、こんなグッズも欲しいな〜という素敵なデザインの服や帽子がたくさんあり、ついついお財布の紐が緩みかけましたが、我が家が購入したグッズはこちら。
- 2019年デザインのマグカップ(18ユーロ)
- 2019年デザインの水筒(22ユーロ)
- 座布団(12ユーロ)←先ほどご紹介した座布団
- Tシャツ XS (35ユーロ)
旅行へ行ってもなかなかお土産を買わない夫婦なのですが、それだけ心が動かされた証拠なのか、95ユーロ分を購入。
どれもただ記念になるだけでなく、デザイン性が高く、毎日使うのがとても楽しみなものばかりです。
ちなみに座布団はお尻に全くお肉のない夫が、仕事をする際に早速イスに敷いて使用しています。
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