6月12日、フランス政府から移動制限の解除に関する情報が発表されました。
要約すると内容は以下の3点です。
- 6月15日に欧州域内国境における移動制限の解除
- スペインとイギリスに限り制限がまだある
- 7月1日以降、シェンゲン協定域外との国境も段階的に開放
この記事では6月15日以降のフランスから国外への移動に関する詳細をご紹介します。
(参照:在フランス日本大使館「たびレジ」メール)
欧州域内の移動制限は全て解除
フランスと欧州の状況を鑑みて、フランスは6月15日朝(0時00分)、COVID19対策のために実施された欧州域内国境における移動制限(陸・空・海)の全てを解除します。
6月15日以降、欧州(EU加盟国及びアンドラ、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェー、サンマリノ、スイス、バチカン)から渡航する人々は、2020年3月18日より前と同様に、COVID19対策に関連するいかなる制限も受けずに仏領土に入国が可能に。
スペインとイギリスは移動制限が継続
相互主義により、スペイン及びイギリスとの間の国境では制限が継続されます。
スペイン
スペインは、COVID19関連の移動制限、および欧州から空路で入国する者に対する14日間の隔離を6月21日まで維持することを決定しました。
スペイン当局との合意の下、フランスは現在実施中の制限を6月21日まで維持。つまり、6月21日までは、スペインからの入国者は、フランス到着後14日間の隔離の実施が要請されます。
イギリス
イギリスは、6月8日にフランスからの入国者に対する14日間の隔離義務を実施しました。
イギリスからの入国者はCOVID19対策に関連した入国制限の対象にはなりませんが、相互主義に基づき、6月15日以降から新たな決定がなされるまでは、到着後14日間の隔離の実施が要請されます。
シェンゲン協定域外との国境の段階的な開放
6月11日の欧州委員会の勧告とフランスの提案に基づき、フランスは7月1日以降、シェンゲン協定域外との国境の段階的な開放を行います。
この開放は、第三国の感染状況とその実施前の欧州の状況を判断し、段階的かつ差異のある方法で行われます。