パリで一番アイスの美味しい名店と名高い、サン=ルイ島にある「ベルティヨン 」。
季節問わず、観光客や地元客が長い行列を作ることでもおなじみのパリの老舗ですが、今回はアイスではなく、パフェを食べてきました。
インスタグラムでここのパフェの写真を見てから、一度は食べたいと思っていた念願のスイーツ。美味しさもさることながら、迫力ある見た目と驚きの食べ応えで大人気なんです。
店舗左がカフェスペース
サン=ルイ島に足を踏み入れると、ベルティヨンのアイス片手に歩く人を多く目にするようになります。
そのアイスをテイクアウトする店舗の左手に、パフェがいただけるカフェがあります。
私が行った日は、まだコロナの影響が残る7月上旬。EUの国境が開いたとはいえ、そこまで観光客が多い時期ではなかったため、アイス店舗の行列も短かったですし、カフェの待ち時間も10分程度で済みました。
大きなブーケが迎えてくれる店内は決して広々としていませんが、老舗の品格溢れる高級感ある佇まい。皮のソファーや椅子も座りごごちがよく、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
コロナ対策もしっかりとされており、店内は1テーブルずつ間隔を空けて客を入れていました。
想像の斜めいくメルバ(パフェ)
ちなみにメニュー表にはパフェという単語は一切乗っていません。ベルティヨンでは「メルバ」がパフェを意味します。
いちごメルバや桃のメルバがありますが、私は迷わずいちごを選択。私が行った日は「野いちごのメルバ」でしたが、日によって普通のいちごやラズベリーなどもあるんだそう。
このパフェがテーブルに到着したとき、まずは想像以上の生クリームの多さに驚きました。まるでアイスクリームのような高さのクリーム。しかも幅もなかなかあります。
そしてそのサイドと底にぎっしり敷き詰められた野いちご。一目でどのくらいの食べ応えかがお分りいただけると思います。
甘さ控えめでさっぱりと頂ける生クリームと酸味の効いた野いちごの組み合わせは、思いの外食べやすく、サクサクとスプーンが進みました。
少し食べ進めると、下からはいちごのソルベ(シャーベット)が。
アイス専門店の本領発揮、100%自然素材を使った自慢のアイスは、いちごの果肉をそのまま頂いているかのような濃厚な甘み。これがまた生クリームとよく合う!
まさにいちご祭りです。
パフェのうしろには香り高いバニラのアイスも。こちらの味もとても上品で、パフェのアイスは邪道だと思っていた私の価値観を大きく変えるほど美味しかった!
半分くらい食べ進めると、さすがにおなかがきつくなり、若干生クリームの海に溺れている感覚にもなりながらも、無事完食。
念願だったパフェは大満足の味でしたが、あと1年は生クリームは食べなくてもいいかな…とも思ったり。実際、2-3日は胃もたれが続きました。あまり胃腸が強くない、甘いものが得意ではない方は、旅行最終日など食べたいものを食べ終えてから、空腹で行くことをおすすめします!笑
帰りはしっかりウォーキング
しっかり甘味を食べたあとは、しっかり歩いてカロリー消費。サン=ルイ島からセーヌ川に向かって歩くと、2020年7月現在では再建工事中のノートルダム大聖堂の後ろ姿がのぞめます。
橋から下に降りると、河岸に腰かけたり歩いたりすることができますし、橋をそのまま渡ると、ブキニストというパリ名物の古本などの屋台が見られます。
ベルティヨンのアイス片手にこの辺りを歩くのもパリの楽しみ方の一つですが、パフェを食べたあとの体にはいい運動になりそう…!
ベルティヨンの店舗情報
住所:29-31 Rue Saint-Louis en l’Île, 75004 Paris
営業時間:10時00分~20時00分
定休日:月・火
最寄り駅:メトロ7号線 Pont Marie(ポン・マリ)駅から徒歩4分
ぜひ動画でもメルバをお楽しみください
この日食べたメルバや、ベルティヨンの店内の様子、セーヌ川沿いの景色などをYoutubeに投稿しています。合わせてご覧ください!