新型コロナウイルス対策をより厳格化するため、フランスでは3月17日の正午から買い物などの必要な外出以外は控えるよう「外出禁止令」が発表されました。
(4月6日現在、外出禁止令は4月15日までの予定です。)
その間にどうしても外出が必要な場合はAttesutationと呼ばれる「外出証明書」の携帯が義務付けられており、違反した場合は135ユーロ(16,000円)の罰金が課されます。
こちらの措置は繰り返すほどの金額は増大し、最大で禁固6ヶ月。
テレワークで仕事ができない方、医療機関に行かなくてはならない方、そして日々の買い物をしなくてはならない方は、この「外出証明書」をフランス内務省のサイトからダウンロードをし、必ず携帯して外出するようにしましょう。
これまでは印刷したもの、または手書きしたもののみ有効でしたが、4月6日からQRコードを発行することで印刷物の携帯が不要になりました。
この記事ではAttestation(外出証明書)の基本的な書き方とスマートフォンでの発行方法を説明します。
目次
印刷、手書きによるAttestation(外出証明書)の書き方
内務省HPよりフォーマットをダウンロード
外出時に携帯が必要な外出証明書はフランス内務省のHPよりダウンロードができます。
証明書はフランス語と英語があります。
プリンターで印刷ができないと不安な方もいらっしゃるかと思いますが、同じ内容を手書きし、それを携帯することも認められています。
記入内容
上から順に説明します。
- Mme/M:名前をアルファベットで記入
- Né(e) le:生年月日(日/月/年の順)を記入
例)2020年3月25日→25/03/2020 - A:出生地を記入
例)Hokkaido, Japon - Demeurant:フランスで滞在している先の住所を記入
外出理由は該当するものにチェックします
- 在宅勤務が不可能な場合の通勤。時期を変更できない仕事の移動。
- 生活や仕事に必要な買い物。
- 遠隔では不可能、また定期的な診察や治療。長期間の病気の治療による通院。
- 介助が必要な人がいる、または子どもを預かるなどの家庭の事情。
- 自宅から1km範囲内での運動。1日1回、1時間以内。1人での運動。他人と近づいたり2人以上での運動は禁止。共同生活している場合のみ、散歩が可能。ペットの散歩。
- 行政または司法当局からの召喚
- 社会貢献活動への参加
用紙右下の記入方法
- Fait à :現在いるフランス国内の都市名
- le:外出する日付(日/月/年の順)
- a h:出発時刻(例:a 13h30)
- signature:外出する本人の署名(日本語でも可)
スマートフォンによる外出証明書の発行方法
内務省のHPにアクセスする
スマートフォンから直接、内務省のHPにアクセスします。
証明書はフランス語のみです。
記入内容
基本的に、前述した従来の外出証明書と同じ内容です。
上から順に説明します。
- Prenom:名
- Nom:姓
- Date de naissance:生年月日(日/月/年の順)を記入
例)2020年3月25日→25/03/2020 - Lieu de naissance:出生地を記入
例)Hokkaido, Japon - Adresse:フランスで滞在している先の住所を記入
- Ville:その住所の都市名
- Code Postal:郵便番号
外出理由は該当するものにチェックします。
- 在宅勤務が不可能な場合の通勤。時期を変更できない仕事の移動。
- 生活や仕事に必要な買い物。
- 遠隔では不可能、また定期的な診察や治療。長期間の病気の治療による通院。
- 介助が必要な人がいる、または子どもを預かるなどの家庭の事情。
- 自宅から1km範囲内での運動。1日1回、1時間以内。1人での運動。他人と近づいたり2人以上での運動は禁止。共同生活している場合のみ、散歩が可能。ペットの散歩。
- 行政または司法当局からの召喚
- 社会貢献活動への参加
- Dade de sortie:外出する日
- Heure de sortie:出発時刻
全てが記入できたら、Générer mon attestationを押し、スマートフォン版外出証明書を発行します。
スマートフォン版 外出証明書の使い方
画面上には記入した外出証明書が表示されます。
従来の外出証明書との違いは右下にQRコードが発行されることです。
この画面をスマートフォンに保存します。
コントロールの方に声をかけられたら、QRコードを読み込んでもらう仕組みです。