京都ライター塾

「書くを仕事に!京都ライター塾」第1回参加レポ。ライターは書く人ではない。

「書くを仕事に!京都ライター塾」第1回参加レポ

このブログを始めたことをきっかけに、読みやすい文章をスラスラ書きたいと思うようになり、プロのライターさんの元で教わることにした。

ライター歴14年、江角悠子さん。

京都暮らしの編集室というブログで知った江角さんの文章は、まさに私が「こうありたい!」と強く思ったものだった。

温かな人柄がにじみ出ていて、読む人をほっとさせる。心で音読したときに、とても響きのいい日本語を選んでいらして、丁寧さがよく伝わる。

京都で活動される江角さんは、私の中ではネットの中の憧れの存在だったのだけれど、このたびオンラインでライター塾をすると知り、参加を決意。

文章を学ぶなら、様々なライターさんが講座を開いているし、文章の書き方なる書籍だって世の中にはたくさんあるけれど、「江角さんから学ぶこと」が私にはとても重要で、大きな決め手だった。

こうなりたいと思う人から直接習える、しかも今回はマンツーマンレッスン。なんて贅沢なこと!

 

5月27日、パリ時間の朝6時から始まった「書くを仕事に!京都ライター塾」1回目を終えた今、情報と発見があまりに多くて、楽しかった興奮とパンパンに詰まった頭の整理でアドレナリンが止まらない。


書く力はどんな場面にも生かされる

「書くを仕事に!京都ライター塾」第1回参加レポ

講座のはじめに「書く力」が今いかに求められているかを江角さんがお話しくださった。

日常を振り返ると「文章」に触れない日は、ほとんどない。

オンライン化が進んだ現代は、ツイッターやフェイスブック、インスタなどのSNSをみるだけでも文章で溢れている。

スマホに触れればネットニュースが飛び込んでくるし、ピコーンと通知がなれば家族や知人からのメッセージを読み、返信する。知りたいことをネットで検索すると、そこにあるのはほとんどが文章だ。

業務連絡も電話からメールに増え、在宅勤務がしいられている現在では、チャットでやりとりする機会も出てきた。

みんなが「書くこと」を求められる時代。そして、情報社会の今こそ「書く人」が求められる時代。

誰もができるからこそ「書くこと」に磨きをかければ、それが自分の強みになる。

この強みがライターという仕事に向かってもいいし、人と気持ちよく仕事をするために生かされてもいい。

世界は文章に溢れているし、書く仕事は無限にある。

「書く力」は今、どんな場面でも生かされるのだと江角さんから教えていただき、「ライター塾」という枠を超えて、大切なものを学べるような気がした。

ライターは「書く人」ではない

「書くを仕事に!京都ライター塾」第1回参加レポ

講座の前半90分は「ライターとは?」を、江角さんの14年の経験をもとに進められた。

ライターの具体的な仕事

  • ライターのジャンルにはweb、紙媒体、企業の広報・PRがあること
  • 顔や名前、自分を表に出すライターと、誰が書いたかわからない裏方ライターがいること
  • ライターの仕事の流れ:アポ→取材→原稿→確認→修正→納品

身近にライター業の人がいないため、漠然と「物書き」の印象だったライターという仕事にはどんなジャンルがあって、どのように仕事が決まり、どのように進められていくのかを具体的に知ることができた。

ざっくばらんにお給料事情も話してくださり、逆にライター仲間同士だとなかなか踏み込めないことも聞けるのが、少人数塾のいいところだと思う。

ライターの資質

江角さんは講座の中で、ライターの資質として以下の3点をあげた。

  1. 伝えたいという情熱を持っている人
  2. 読者のために書ける人
  3. 人の話が聞ける人

ライターはただ「書く人」ではなく「伝える人」である意識を持って仕事に取り組めるかどうかが何よりも大切だという。

面白いと思ったこと、感動したこと、その伝えたい思いを文章にできる人。

しかもそれが独りよがりな自己表現ではなく、世の中の人が必要なことを書けることが商業ライターの大きな役割になる。

どんな人が読むのか、読み手を頭に思い浮かべながら適切な表現を選ぶこと。常に読者ファーストを意識する。

また、情報をきちんと集められることも大事な資質だという。

わかりやすい文章を書くためには、人の話を聞いて、必要な素材や情報をきちんと集める。そしてそれを文章化して必要な読み手に伝えるのが、ライターに求められる「伝える力」というわけだ。

美しい文章よりも、伝わる文章が大切。

大切なのは成功することではなく、幸せになること

「書くを仕事に!京都ライター塾」第1回参加レポ

講座の後半90分は、自己分析ノートを使って、どんなライターになりたいか、ひいてはどんな生き方をしたいかを考える時間に当てられた。

「ライターになって成功するのではなく、ライターになって幸せになってほしい。」

成功と幸せはつい同一視してしまいがちだけれど、言われてみればたしかに違う。ハッとした。そして、なんて愛情ある講座だろうとも思った。

ライターの仕事はこうだから、それに必要なスキルはこれ!とただ教えるのではなく、やりたいことを見つけ、どうすればそれを仕事にできるかを江角さんが一緒になって考えてくれるのだ。

今回の講座では、感情から自分の本音・本質を探ってみた。感情を整理することで自分の興味や関心を再発見する作業だ。

今私がやりたいこと、叶えたいこと

もし私に能力も時間もお金もあり、なんでも叶えられるのならば何をしたいかを30個あげてみた。

やってみたらわかると思うが、意外とパッと30個が思いつかない。普段あれだけやりたいことや欲しいものがあったはずなのに…!

私は結局10分で25個あげ、その中から「旅」「本」「歴史」「言葉(書く)」の4つの共通点が浮き彫りになった。

そうか、これが私のやりたいことなのか。漠然と心の中にあったものが、初めて外に顔を出したように思えた。

時間を忘れて夢中になること

私がかつて時間を忘れて夢中になったこと(なっていること)を「子どもの頃」「中学・高校時代」「大学時代」「社会人になってから」のそれぞれを書き出してみた。

古い記憶になればなるほどあやふやになり、社会人になってから夢中になっていることのほうが倍以上あげられた。

そこからわかったことは、私は「本屋へいくこと」「本を読むこと」「旅行の計画をたて、旅をすること」「歴史を学ぶこと」「ドキュメンタリーを見ること」「語学を学ぶこと」「文章を書くこと」にいつの時代も夢中になっていた。

一方で、「大勢の人と何かする」というものが何一つないことに、自分の本質にほんのり気づいてしまった気もする…笑

憧れの人

憧れの人とその人のどんなところに惹かれたのかを書く作業では、これまでうまく言葉にできなかった自分の理想の生き方がはっきりと浮き彫りになり、こりゃすごいと思った。

挙げた5人をみて見ると、私は「自立した女性」「美しい言葉を使える人」「自分の世界観をもっている人」「芯のある人」「好きなことで生きている人」に強く惹かれる傾向があることがわかった。

これは裏を返せば、羨ましいということであり、自分が歩みたい生き方なんだそう。

そうなんだよ!まさにこれが私が目指したい生き方。

納得しすぎた一方で、やっぱり自分にはハードルが高すぎて、どれか一つでも近づけたら合格点を与えることにしようっと(自分に甘い)。

嬉しいのはどんなとき

誰かにされて嬉しかったこと、自分ができると嬉しいことを10分間で24個あげた。

それぞれ共通点をあげてみると、「評価されたとき」「相手と共感できたとき」「感謝されたとき」「欲しいものが手に入ったとき」「人の役にたったとき」がどうやら私の心が嬉しいと思うらしい。

自分のことなのに、「らしい」という表現は不自然かもしれないけれど、今日の今日まで意識したことのない気持ちだったので、こんな言い方になってしまう。

「評価されたとき」はいかにも人の目を気にする自分らしいものだ。もっと自分軸で自分を信じてあげられるようになりたいと、このとき強く思った。

1回目の講座を終えて

ライター塾と聞くと、文章の上手な書き方を学ぶイメージがあった。

でも自分がどんなライターになりたいのか、どんな生き方をしたいのかって実はすごく大事なこと。

どれほど綺麗な文章がかけても、「伝えたい思い」には敵わないだろうし、その強い思いって私の場合はなんなのかを知ることはとても大切なことだからだ。

何か書きたいことを理由にライターを目指したわけだけれど、書くスキルとともに、「自分の好き×経験=人のお役にたてる」を、この5回の講座を通して見つけられたらと思っている。